ふつう
二度の涙

男は、ある人物を心の底から憎んでいた。
その人物が逮捕されたと聞いたとき、男は泣くほど喜んだ。
ところが、その人物が死んだと聞くと、男は「死なないでほしかった」と泣き崩れた。
自分の手で復讐したかったわけではない。
なぜ、逮捕には喜び、死には絶望したのだろう?
思い込みを、ひとつずつほどこう。
ひとりで謎を解く
質問を選んで、推理を進めよう。
AIに出題役を頼んで、質問しながら推理。
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ヒント
必要な分だけ、少しずつ。
ヒント 1
男には、その人物を憎む理由とは別に、生きていてほしい理由がありました。
ヒント 2
男は、逮捕によって、ある情報が得られると期待していました。
ヒント 3
その人物は、まだ見つかっていない大切な人の居場所を知っていました。
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答え
その人物は、男の娘を誘拐し、犯人しか知らない場所に閉じ込めていた。
娘はまだ見つかっていなかった。男は娘が生きていると信じ、犯人から居場所を聞き出せれば助けられると期待していた。
しかし、犯人は娘の居場所を明かさないまま死んでしまった。
男は、ようやくつかんだと思った救出の手がかりを失い、泣き崩れた。
男が望んでいたのは、犯人の死ではなく、娘が帰ってくることだった。
解説
逮捕を喜んだのは、娘を助けるための情報が得られると期待したからだった。犯人への憎しみと、娘の居場所を聞き出すために生きていてほしいという気持ちは、同時に成り立つ。
犯人の死で失われたのは、本人から居場所を聞き出す機会だった。娘の死亡や、今後の救出が不可能になったことまで確定したわけではない。
娘が実際に生きているかどうかは、明らかにされていない。父親が生存を信じ、帰ってきてほしいと願っていたことが、二度の涙をつなぐ理由になっている。
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