ふつう
奪われた命綱

男は、溺れかけている女が必死につかんでいた浮き輪を、力ずくで奪った。
女は泳げなかったが、そのおかげで助かった。
なぜ、浮き輪を奪われたことで女は助かったのだろう?
思い込みを、ひとつずつほどこう。
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ヒント
必要な分だけ、少しずつ。
ヒント 1
男は、女を助けようとしていました。
ヒント 2
女は、浮いているだけでは抜け出せない場所にいました。
ヒント 3
脱出するには、一度水中に潜る必要がありました。
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答え
女は、転覆した小型船の下に閉じ込められていた。船は沈みかけており、残ったわずかな空気だまりで、かろうじて息をしていた。
外へ出るには、一度潜って船の縁の下をくぐる必要があった。しかし、泳げない女は怖くて浮き輪を手放せず、浮き輪につかまったままでは潜れなかった。
そこで救助に来た男は浮き輪を取り上げ、女の体を支えながら一緒に潜り、船の外へ連れ出したのだった。
解説
浮き輪は、泳げない女にとって命綱に思えます。しかし、この場面では水中にしか脱出経路がありませんでした。
「浮くことが助けになる」という思い込みを外すと、浮き輪を奪う行動の意味が見えてきます。
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